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2026/10/09院長ブログ

妊娠すると歯が弱くなる⁉︎

こんにちは!ジャスミン歯科クリニック 歯科衛生士の岩切美奈です。
少しずつ秋らしくなり、過ごしやすい季節になってきましたね。



妊娠中の患者さんから、こんな話を聞くことがあります。
「妊娠してから、歯が弱くなった気がします」
「赤ちゃんにカルシウムを取られて、歯がボロボロになるって聞いたことがあります」

果たして、本当に赤ちゃんにカルシウムを取られることで、お母さんの歯は弱くなってしまうのでしょうか?


【「赤ちゃんにカルシウムを取られる」は本当?】
結論からいうと、妊娠中に赤ちゃんへカルシウムが移動することで、お母さんの歯からカルシウムが溶け出して、歯が弱くなるということではありません。
赤ちゃんの歯や骨をつくるために必要なカルシウムは、お母さんの食事から吸収された栄養素などから供給されます。

つまり、
「赤ちゃんにカルシウムを取られたから、お母さんの歯がボロボロになった」
という考え方は正しくありません。

では、なぜ妊娠すると「歯が悪くなった」と感じる人が増えるのでしょうか?
実は、妊娠中はお口の中の環境が変化しやすいのです。


【妊娠すると、お口の中で何が起こる?】
妊娠中は、ホルモンバランスが大きく変化します。

それに加えて、
・つわりで歯みがきがしづらくなる
・食事や間食の回数が増える
・食べられるものが限られる
・吐き気によってお口の中が酸性になりやすい
・唾液の量や性質が変化する

など、普段とは違う変化が起こります。
こうしたことが重なると、むし歯や歯ぐきの炎症が起こりやすくなります。

つまり、妊娠したから歯そのものが弱くなった、というよりも、妊娠に伴う身体や生活の変化によって、お口の環境が変わり、むし歯や歯ぐきのトラブルにつながりやすくなると考えると分かりやすいでしょう。


【「歯が弱くなった」と感じるもう一つの理由】
もう一つ注意したいのが、嘔吐による胃酸の影響です。
つわりなどで嘔吐すると、胃酸が歯の表面に触れます。

歯の表面は酸に弱いため、頻繁に嘔吐することで、歯の表面が少しずつ溶けてしまう「酸蝕症(さんしょくしょう)」につながることがあります。
胃酸という強い酸が、直接歯の表面に触れることが原因です。

嘔吐した後は、すぐにゴシゴシ歯をみがくのではなく、まず水などでお口をゆすぎましょう。
その後、少し時間を置いてから、やさしく歯みがきをすることがおすすめです。


【妊娠中こそ、栄養バランスを大切に】
妊娠中は、お母さん自身の健康と赤ちゃんの成長のために、バランスのよい食事を心がけることが大切です。
カルシウムだけに限らず、たんぱく質やビタミン、鉄など、さまざまな栄養素が必要になります。

歯を守るためには、栄養だけではなく、
「食べ方」
「お口の清潔」
「唾液の働き」
「定期的な歯科でのチェック」
など、さまざまな要素が関係しています。


【「妊娠してから歯が変わった」と感じたら】
妊娠中に、
「歯がしみるようになった」
「歯ぐきから血が出る」
「歯がザラザラする」
「口の中が酸っぱい感じがする」
など、以前にはなかった変化を感じることがあります。

歯科医院でお口の中を確認することで、むし歯なのか、歯ぐきの炎症なのか、酸による歯の変化なのか、それぞれに合ったケアを考えることができます。

その時の体調に合わせて、できることから少しずつお口を守っていきましょう。




ジャスミン歯科クリニックでは、妊娠中の患者さんのお身体の状態や生活の変化にも配慮しながら、お口の健康をサポートしています。
お母さんのお口の健康を守ることは、これから始まる親子の健康づくりにもつながります。

"治す"だけではなく、"これからの健康も考える"

それが、私たちジャスミン歯科クリニックが大切にしていることです。



ジャスミン歯科クリニック
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