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2025/04/21院長ブログ

歯の矯正治療はいつ始めたら良いの?


こんにちは!
歯科衛生士の岩切美奈です。

ようやく寒暖差も落ち着き、春めいてきましたね。
寒暖差が激しいと、体温等を一定に保とうとする働きを司る自律神経が乱れ、体調を崩す方が多いそうです。
皆様もお身体お気をつけくださいね。

さて、今回は歯の矯正についてお話しします。


[矯正を始める年齢について]

基本的には患者さまそれぞれのタイミングがありますが、ジャスミン歯科クリニックでは大きく分けて3つのタイミングを考えています。
① 乳歯と永久歯が混じって生えている時期(混合歯列期)
② 永久歯が生え揃う直前か、生え揃った時期
③ むし歯の治療が完了し、歯周病の治療が安定した後(成人矯正)

子供は6歳くらいから12歳くらいまでの間に、大きく成長していきます。
お口のまわりも、“あごの骨”は著しく成長し、“歯”も乳歯の歯並びから永久歯の歯並びに生えかわっていきます。
この期間に歯並びや咬み合わせに問題が生じた場合、2つの期間を考えて矯正を行います。
成人の場合は、むし歯の治療が完了し、歯周病の治療が安定してから矯正を開始します。


①の早期治療では、歯の大きさに比べてあごの大きさが小さい場合に歯が重なって生えてきたり、歯がねじれて生えてきたりしますが、そのあごの成長を促して歯が無理なく並べるスペースを作っていきます。

乳歯は本来の交換時期よりも早く抜けてしまうと、隣の歯が動いてきて永久歯が生えるスペースが無くなってしまいます。このスペースを維持することも目的のひとつです。

主に永久歯の上下の前歯の歯並びを揃えることで、見た目(審美性)の改善、ブラッシングしやすくむし歯になりにくくするというメリットがあります。




②の永久歯が生え揃う直前か、生え揃った時期に行う矯正治療は、子供の矯正治療では、一番頻度が高い矯正治療です。
成人矯正との違いは、あごの骨の成長を考慮しながら治療していくということです。

人間の頭の骨の成長は、まず頭蓋骨が大きく成長し、小学生に入るとおもに上のあごの骨の成長のピークがあり、下のあごの骨の成長のピークは女の子では中学生くらい、男の子では高校生くらいで、大人の顔つきになっていきます。

子供のころに矯正を行うメリットは、“歯並び”をきれいにそろえることによって見た目(審美性)が改善されるということです。
しかしそれ以上に、ブラッシングなどのセルフケアが行いやすく、自浄作用が働きやすい“歯並び”を手に入れることによって、むし歯や歯周病、顎関節症などを予防できることが最大のメリットといえます。





③の成人期から始める矯正治療は、タイミング的にもう遅いのかな?そんな事はありません。当院では成人矯正も積極的に行なっており、40代~60代の患者さまも多数いらっしゃいます。

実は見た目(審美性)の改善や噛み合わせが良くなる、歯磨きがしやすくなる、それに伴いむし歯や歯周病のリスクが低くなるなど、メリットしかありません。
よって、患者様にも大変満足していただくことが多い治療の一つです。





思い立ったときが、矯正の準備の始まりです!
ぜひ、お気軽に矯正のご相談をしていただけると嬉しいです♪

岩切美奈





ジャスミン歯科クリニック
〒261-0001 千葉県千葉市美浜区幸町2-17-1-101
TEL:043-204-5648